注文住宅の図面作成とは
注文住宅を建築するときに必ず必要なのが図面で、これは1枚だけ作成するのではなくて複数の種類があり請け負った業者により作るものも違ってきます。
平面図は部屋の広さや配置を把握する間取り図のようなもので、床から1.2メートル辺りの高さで水平に切断したもの、屋根伏図は上空から建物を見たときの屋根の形、立面図は東西南北の四方から建物を真横に見たときの形です。
断面図は地面に対して垂直に切断し横から見たとき場合、矩計図は建物の基礎から軒先まで外壁を梁間方向に切断した時のもので、これで各部の寸法・部材などがわかります。
平面図詳細図は屋内の具体的な高さや納まり、フローリングの方向まで詳しく記載し、階段詳細図は階段の形状・寸法・納まりなど、天井伏図は床から天井を見上げた時の図面で、材料・貼り方などが記載されてます。
他にも注文住宅は、建物の基礎全体を上から見た基礎伏図でサイズ・形状・ボルトの位置など、小屋伏図で屋根材や野地板をすべて取り払った時の建物を上から見たものなどもあります。
注文住宅を建てるときに図面の持ち込みを行っても良いのか
注文住宅を建てるときには複数社で見積もりを出す人が多いですが、ある会社で提示されたものが魅力的だけれど、同じような内容で他の会社に頼みたいと感じることもあるはずです。
結論から言いますと、他のサービスで出してもらった図面の持ち込み自体は禁止されていません。
しかしながら、完全自由設計ではなくパッケージタイプの注文住宅を用意している場合や、専属の設計士やデザイナーがいる場合は嫌がられてしまう可能性もあります。
円満に話を進めたいと考えるのであれば、全て取り入れてもらうのではなく、持ち込んだ図面を参考にしながら新たに設計図を書いてほしいと頼むことがおすすめです。
先に他のサービスに依頼したところ魅力的な提案を受けたが、御社のこの設備に魅力を感じているのでぜひ取り入れたいと考えているというような依頼の仕方であれば問題ありません。
デザインはそのままでもっと安い値段になるなら契約するというような持ち込み方では悪い印象を与えるので、持ち込む際には注意しておきましょう。
◎2021/5/31
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